体の衰えや老化からくる疲れ目・かすみ目の改善におすすめしているのが「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」です。
 杞菊地黄丸は、山薬(サンヤク)・山茱萸(サンシュユ)・熟地黄(ジュクジオウ)・牡丹皮(ボタンピ)・茯苓(ブクリョウ)・沢瀉(タクシャ)の「腎」を補う機能を持つ六種類の生薬からなる「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」に枸杞子(クコシ)と菊花(キクカ)をくわえた漢方です。
 枸杞子とはクコの実のことで、昔から枸杞茶や枸杞酒などで親しまれ、よく知られています。目の疲れをとり視力を増すと同時に腰や膝のだるさもとってくれます。菊花は肝臓に働きかけ、肝の高ぶりを抑え、目をスッキリさせる作用があるので、のぼせや頭痛、疲れ目、目の充血をとるのに用いられています。この両者は腎が親で肝が子に例えられる密接な関係にあります。年齢的にいって腎が衰え始める中年以降は、肝を養うためには腎を補うという意味で枸杞と菊花を合わせた杞菊地黄丸を服んで視力が上がってきた、目が疲れなくなった、視界が明るくなったという例は枚挙にいとまがありません。
 年齢とともに衰えてくる体の機能。その兆候はまず目に表れることが多いといわれています。
 ・目がショボショボする 
 ・目がまぶしくて、チカチカする
 ・目が疲れて乾く
 ・ピントがすっきりと合わない
 ・視界がぼんやりとかすむ
 ・新聞などの小さな文字が読みにくい
 ・長時間の読書ができなくなった
などの自覚は、目が教えてくれる体からの注意信号なのです。
 人は受け入れる情報の多くを視覚に頼っています。そのため、目は起きているあいだ働き続けるため、十分な栄養が必要です。漢方の世界では目の機能は「腎(じん)」と「肝(かん)」に密接な関係があるとされています。「腎」とは現代医学でいう、泌尿・生殖器系、副腎などの内分泌系の各機能の総称です。「肝」は、血液の貯蔵、血流量の調節、または自律神経に関わる機能の総称です。これらの働きが衰えると目に届く栄養が不足しがちになり、目の機能に影響を及ぼします。
小さな文字ちゃんと見えてますか?
「目の衰え」を感じ始めたら「杞菊地黄丸」
特徴
 体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足
 のほてりや口渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めま
 い、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下


成分
 成人1日の服用量24丸(6.0g)中
 クコシ・キクカ各0.288g、ジオウ1.152g、サンシュユ・サンヤク各0.576g、
 ブクリョウ・ボタンピ・タクシャ各0.432

 添加物として、ハチミツ、滑石を含有する。

用法・用量
 1日3回 水又は白湯にて服用。
 成人(15才以上)・・・8丸
 15才未満・・・服用しないこと

静岡県賀茂郡河津町浜149-4
TEL/FAX  0558-34-0150
営業時間 9:00-19:00
定休日  日曜日

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