老化を遅らせ骨や筋肉を丈夫にする代表的な生薬に桑寄生(ソウキセイ)と杜仲(トチュウ)があります。
桑寄生とはヤドリギのことです。昔リウマチに悩む人がいろいろな生薬を試しましたがなかなか治らず、最後に桑の木に寄生した植物を煎じて飲んだところ病気が治ったという物語があります。ヤドリギはいろいろな木に寄生しますが、この物語にちなんで「桑寄生」と呼ばれるようになりました。桑寄生は老化による骨粗鬆症や膝関節症などの退化性の骨変形による腰痛、膝痛にも痛みを和らげる目的でよく使用されます。
杜仲は日本では葉を使った杜仲茶が有名ですが、漢方薬では樹皮を使います。杜仲の皮を引きさくと粘りけのある樹脂が糸を引きます。これに筋肉を強くする働きがあり、特に腰痛に効果があります。
この2つの生薬には「腎」の衰えを補う作用があります。古来より漢方では「腰は腎の府」と呼ばれるように、腎と腰には深いつながりがあります。腎が衰えるとまず腰にやってくるということです。痛くはないけどどうも足腰がだるいという方は腎虚といって、腎の働きが衰えてきた証拠です。つまり足腰のだるさは腰痛の注意信号なので、痛み出す前に腎の衰えを補えば大丈夫です。
今回おすすめする「独活寄生丸(どっかつきせいがん)」には前述の2つの生薬の他にも独活(ドッカツ)やゴシツ・当帰(トウキ)・センキュウなど16種類の生薬を配合しています。
独活はシシウドのことです。どんなに強い風が吹いても、独りで活き活きと立っていられるくらい強い性質を持っているために名付けられました。漢方の世界では昔から痛みを治す特効薬として有名です。
寒冷により体の中を巡っている気血の流れが悪くなると痛みへと発展することがありますが、ゴシツ・トウキ・センキュウなどが血行を改善し、血液やエネルギーの流れを良くします。
独活寄生丸はただ単に痛みを取るだけでなく、元気の源である腎の働きを補う作用があるので、飲み続けることで身体が元気になってきます。ある80歳代の男性は大腿骨骨折を患った後独活寄生丸の服用で回復し、杖をつきながら1日2000歩も歩けるようになりました。寝たきりから離脱し日常生活動作が改善することで本人はもちろんの事、家族もたいへん喜んでおられます。
特徴
疲れやすくて、下肢が冷えやすい方の腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛みに効果が あります。
成分
成人1日の服用量2包(1包3g)中
独活寄生丸エキス粉末・・・4,800mg
〔ブクリョウ・ジオウ・ショウキョウ・ゴシツ・ボウフウ・シャクヤク・ケ
イヒ・カンゾウ・サイシン・センキュウ・トウキ・ソウキセイ・トウジ
ン・トチュウ・ジンギョウ各1.03g、トウドクカツ1.55gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。
用法・用量
1日2回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1包
15才未満・・・服用しないこと
腰痛や関節痛でつらい思いをされている方も多くいらっしゃるかと思いますが、「最近よくつまづくようになった」「膝に力が入らなくなった」「足が重く歩くのがおっくうになった」などのご相談をよくお受けします。このようなご相談の症状を漢方では「腎の力」が弱っていると考えます。腎は生命エネルギーの源とも言われる身体の重要な部分で、骨や筋肉を丈夫にしたり、体を温める働きがあります。つまり、腎を強くすれば骨や筋肉の老化も遅くなるのです。
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「腎」の力をつけて足腰を強化
独活寄生丸で寝たきりの防止を
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